FSSC22000、ISO22000認証組織 各位
FSSC財団発行の「FSSCテクニカルアップデート2024年3月」に基づいたISOマネジメントシステム規格に気候変動追補改訂について、下記の通りご案内申し上げます。
IAFとISOは、複数のマネジメントシステム規格での変更を説明する主旨の共同声明を発表しました。関連するマネジメントシステムの「組織の状況」内での考慮事項として、「気候変動の重要性」を強調する一文が追加されました。気候変動の課題について組織が確実に考慮することを目的としたものです。2024年2月24日に、ISO 22000:2018の規格箇条の4.1と4.2に新たな要求事項が追加されましたが、変更に伴う新たな規格書の発行はございません。
4.1 組織及びその状況の理解
組織は、組織の目的に関連し、かつ、そのFSMSの意図した結果を達成する組織の能力に影響を与える、外部及び内部の課題を明確にしなければならない。
「組織は、気候変動が、関連する課題であるかを明確にしなければならない。」(新規追加)
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
組織は、次の事項を明確にしなければならない:
・XXXマネジメントシステムに関連する利害関係者;
・これらの利害関係者に関連する要求事項
・XXXマネジメントシステムによって、これらの要求事項のうちいずれが対処されるか。
「注:関連する利害関係者は、気候変動に関連する要求事項を持つことができる。」(新規追加)
詳細情報は、ISOまたはIAFから情報発信のあった際に適宜提供されます。
マネジメントシステム規格への気候変動への考慮事項の追加に関するIAF-ISO共同声明は下記をご覧ください。
https://iaf.nu/iaf_system/uploads/documents/Joint_ISO-IAF_Communique_re_Climate_Change_Amds_to_ISO_MSS_Feb_2024_Final.pdf
現在、認定機関(JAB)より「気候変動への配慮」への対応についての連絡がございません。認定機関より情報が入り次第、お知らせいたします。
お問合せ先:審査部 審査グループ 審査第二チーム(E-mail: fsms@nkkkqa.co.jp)